準備委員会企画 ① シンポジウム

シンポジウム

9月5日(土)14:30 ~ 16:30
8号館 823教室

多声が響くつながりの場をつくる
−実践の「かけら」から人間性心理学を考える−

総合司会
  • 田村隆一(福岡大学)
司会進行
  • 井内かおる(ユースサポートhub)
  • 木村太一(福岡大学)
壇上ファシリテーター
  • 高松里(一般社団法人ライフストーリー・バンク)
フロアファシリテーター
  • 相原誠(東亜大学)
  • 北田朋子(こころの拠点 いっぽこ学)
  • 小林純子(九州産業大学)
  • 重松初代香(双葉学園児童家庭支援センター)
  • 白井祐浩(九州産業大学)
  • 都能美智代(かまんや主宰)
コメンテーター
  • 永野浩二(追手門学院大学)
  • 中田行重(関西大学)

 1960年代のヒューマニスティック・ムーブメントを源流とする人間性心理学は、人が社会の中で自分らしく生きることの価値を真摯に探求してきた。その探求は、社会・時代の流れとともにあり、可能性を探る、柔らかさ、誠実さ、寛容さに、人間性心理学の特徴があると言える。

 新しい試みは、時に探索的・実験的であり、従来の専門的枠組みから外れていることもある。また理論よりも社会的関心や実践者の情熱的な発想から始まることもある。そのような、既存のセラピーや実践の枠に当てはまらない、「独創的」「ユニークな」実践は学術研究の形になりにくく、学会で発表されることはほとんどない。

 本企画では、そのような「実践のかけら」を集めて、ひとつひとつの実践に光をあてたい。それらは未完成で、理論的な背景は不十分であるかもしれない。しかし、新しい知見は完成された状態で生まれるのではなく、未完成なプロセスの中にある。それらの実践は、いわば「大いなる未完成」であり、それらが集まった時に見えてくる全体像は、モザイク画がひとつひとつのかけらを寄せ集めて作品になるように、人間性心理学の持つ価値につながるものであろう。

 また、本学会では心理臨床をはじめとした対人援助職に従事する学会員が多くいる。社会の急激な変化に応じて、専門性を取り巻く状況も変化している。その中で、自分自身の専門性を見失い、誇りが持てない人、未来に希望が持てない人もいる。そのような人たちとともに、本企画では「未完成であることの価値」「未開の道を歩んでいくことの価値」を考えていきたい。参加者みんなで、新しい知恵がうまれるプロセスを試みたい。それが、今後の展開の大きなエネルギーになると考えている。

  • このシンポジウムに先だって、学会員へのメールやホームページよりユニークな実践・活動例を募集しました(募集は7月末で終了しました)。
    集まった実践・活動例を冊子にまとめて、本大会に参加される方々全員にお渡しします。
  • シンポジウムでは、その冊子を元に壇上とフロアとで対話を行い、「人間性心理学や心理支援のこれから」を思い描く機会にしたいと考えています。当日の進め方については、シンポジウムの冒頭でご案内します。小グループを作る、フロアファシリテーターを配置するなど、みなさんが話しやすいように工夫を考えていますので、ぜひご参加ください。
  • 本企画に該当するような実践・活動をしているけれども何らかの理由で投稿できなかったという方は、シンポジウムの対話の時間に、ご自身の実践や活動についてぜひお話しください。